今度の水曜日はピアノレッスン。いまバッハ、フランス組曲3番のメヌエットを練習している。この曲の後半は3声になっている。
楽譜というものは、もとは合唱用だったのか、ピアノの場合でも高音部・中音部などそれぞれのメロディラインを声(せい)とよぶ。3声の曲ということは、高音部・中音部・低音部を2つの手で3人分弾くということになる。
この多声の曲の練習の仕方を先日K先生に教えていただいた。
(1)まず1声ずつ、片手で練習(自然に手が動くようになるまでという条件付き)
(2)次に3声のなかから2声を組み合わせて両手で、これもスラスラ弾けるようになるまで練習する。
(3)最後に3声同時に弾く練習をする。
3声までぐらいなら何通りの練習があるか、指をおりながら数えることができる。手は2本しかないので、4声でも6声でも同じ練習をするという。ここにきて順列・組み合わせという数学用語を思い出した。
高校生のころ数学・物理が得意で、夏休みだけおねえちゃんにもてた。夏休み3日めにして数学・物理の宿題を終わっていたので、それを写すために借りにきたのだ。
あのころチャート式数学という参考書を持っていたが、最近、写真の本がよく売れているというので買った。中ほどに「順列と組み合わせ」があった、なつかしい(^^)
n個のものから順序を無視してr個をとりだす組み合わせの総数は
nCr = n! / (n-r)!*r!
1声だけの片手練習があるので、n声の練習の方法xは
x = nC2 + n 通りになる。
3声の場合は x = 3!/1!*2! + 3= 6通り
4声の場合は x = 4!/2!*2! + 4 = 10通り
6声の場合は、なっなんと x = 6!/4!*2! + 6 = 21通りにもなる。
バッハに6声の曲があるのだそうだ(*_*;