2週間ほどまえの夜、窓ガラスに中型の蛾が張り付いていたが、その時はなんとも思わなかった。翌朝、玄関前の灯籠にきれいな蛾がとまっているのを家内が見つけた。なんともきれいな模様、今年の雨仰庵愉快な仲間たちのベストドレッサーだ。コレクターの血が騒ぎ冷凍庫で眠ってもらった。
ネットで調べたら「ヒメヤママユ」の♂だった。翅(はね)を拡げて10cm、ヤママユやクスサンほど大きくはないが、立派な蛾だ。模様に品がある。
先週の手描室は、先月描きかけの「唐辛子」と庭に咲いていた「リンドウ」をモデルに連れて行った。唐辛子を仕上げて時間があれば、リンドウをとおもった。リンドウはお日様が出ないと花を開かないので少し心配だったが、午前中唐辛子を仕上げているうちに花を開いてくれた。完全には仕上がらなかったが、手描室展も終わりホット一息、久しぶりに筆をもってリンドウを仕上げた。
昨日は手描室、先月描き始めて仕上がっていない「唐辛子」とリンドウをモデルに持って出かけた。
天に向かって炎を噴き出しているような「唐辛子」が好きで、描きたいと思っていた。今年の5月、ピアノレッスンに通う途中、中央道上り「小黒川SA(伊那)」で唐辛子の苗を売っていたので、これはとばかりに買い、えっちらおっちら水や肥をやって育てた。
三陸雄勝・海鮮問屋の女将TSUISAがまたいろいろ海の幸を送ってくれた。なかにサンマが4尾あった。
さっそく大名卸にして刺し身と定番の塩焼きにしていただく。昨夜はサンマづくしとカニカマ冬瓜なます、とにかくうまい。
残り2尾は骨粗鬆症対策として「骨まで~愛して~」食べられるよう、2時間かけて煮魚にした。
子供の頃はありとあらゆる野菜が苦手だった。それが、どうしたものか年をとるにつれ野菜大好き、肉はどちらかと言うと敬遠するようになった。「人も動物なので自分の体力にあった、つまり自分で捕れる(採れる)ものを食べるようになる」と誰かが言っていた。科学的根拠はともかく、実感としてうなづける。
そんな野菜の中でいつまでも苦手なものがあった、春菊と冬瓜だ。春菊はいまだにダメだが、冬瓜は今日のレシピを考えてから、大好きに寝返った。
昨日、たぶん「ドクロ蛾の幼虫のお礼?」にご近所蝶吉IGさんからイグチをいただいた。
皆がイグチというので、そういう名前のきのこかなと思っていたら、イグチ目イグチ科きのこの総称で、いろんなきのこがある。私はきのこは全くの素人でわからないが「栗色イグチ」というのに近い。
家内が滋賀のいとこYRちゃんちから、変わったスズメガの幼虫を2頭もらって雨仰庵に持ち込んだ。普通緑色ベースだが、8cmぐらいの黄色い大きな芋虫。もちろんご近所蝶吉IGさんへの土産。
ググったら「メンガタスズメ」か「クロメンガタスズメ」のどちらか。尻尾のとっきが丸まっているので、クロメンガタスズメではないかと思う。