雨仰庵ちかくの道端にアケビが自生している。描きたいと思って、実がはじけるのを待っていた。
せんじつ展覧会最終日、片付けに行ったとき、「次の手描室のモデルに、昨日アケビを採ってきたんですが、もちますかね?」と植物に詳しい年長組TUちゃんにたずねたら、「そりゃむりやわぁ」ということだった。
S先生も「アケビきれいよねぇ。自主トレでやったんさい。」と自主トレ許可がでた。
片付けから帰ってさっそくデッサンにかかった。じっくり見てみると、ほんとに紫のグラデーションがきれいだ。とても明るい紫だったが、残念ながら、わたしにはその色が出せず、絵の具が乾いたらドス黒紫になってしまった。また来年アケビさんにお目にかかったら、お付き合いいただくことにする。
実はこのアケビ、右の2つはすでに果肉が落ちている。12cmもある、今まで見たなかでは最高品。のこりの1つをあとでいただこうと思っていたら、ちょっとベランダに出たすきに見知らぬ蛾が入ってきて、断りもなく1時間も食べていた。
10月10日22時11分、業務上横領で逮捕。