今日は先月の手描室展の打ち上げ、KUMAさん幹事で天竜峡温泉 龍峡亭で会食した。あのオネェ様たちのお喋りに太刀打ちするため、昨夜は早寝をして体調を整え、ごちそうに備えて朝食は王林1個で出かけた。
料理のメインは飯田の郷土料理「恋の??鯉のうま煮」
滋賀県も海無し県で淡水魚をよく食べるが、とくに鯉料理はごちそうだった。飯田にきてから昼神温泉や市内の料亭で鯉のうま煮を何回か食べたことがあるが、残念ながら真っ黒で味も濃く(しょっぱい)あまり好きにはならなかった。
今日たべた龍峡亭のものは、味もほどよく色もほどよく、今までになく美味しくいただけた。 女将にきくと「お客様の食べる時間に合わせて煮込む」のだという。 いままで私が食べた真っ黒な鯉のうま煮は、作っておいて何度も火を入れるとそうなるそうだ。
鯉料理といえば佐久の鯉が有名だが、学生時代豊橋から飯田線を延々7時間も乗り、更にバスで佐久まで鯉料理を食べに出かけたことがある。誘ってくれたのが一年先輩の、今で言うグルメのおにいさん。鯉料理屋さんの値段を見たら1500円。45年まえのこと、学費が年12000円の時、1食1500円もする料理を食べる財力が二人共あるはずもなし。すごすごとラーメンかなにか食べて帰ってきた思い出がある。だから、いまでも「佐久の鯉」をひきずっている。