9月4日朝、思いたってご近所蝶吉IGさん夫妻とグルメ旅に出かけた。ものを食べるだけのために500kmも走るなんぞ、みんなバカにするので食道楽のIGさん以外誘う人がいない。
お盆に行った「大漁やまちゃん」の話をしたら、ぜひ行ってみたいということだった。「静岡に行くなら、こっちにいない蝶がいるかも」と捕虫網まで持参してきた。
まず焼津の「大漁やまちゃん」で、今回も「マグロの3色どんぶり」を食べる。なんと幸せ(^^)
マグロで満腹のあと甘党のIGさんのために本物の安倍川餅を食べに行く。途中大崩海岸(おおくずれかいがん)を通ったら「モンキアゲハ」が翔んでいた。崖っぷちの狭い道、うしろにぴったりと車がついていたので諦めてもらった。
新幹線のおみやげでお馴染みの「安倍川餅」だが、あれは「本物の安倍川餅」とは違う食べ物といってよい。50年ぶりに安倍川・安西橋たもとの石部屋(せきべや)にいく。つきたての餅を臼からとってあんこときなこをまぶしてくれる。賞味期限は当日中、お土産にはしにくい。店のかまえは50年前と同じ。駐車場のある裏手にまわると鉄筋の建屋になっていたので、古い店構えを保存しているようだ。話し好きの15代目当主がでてきて、訪れた有名人の話を色々してくれた。なんと「よかったよかった吉永小百合」も寄っていた。200年も続く安倍川餅一筋の老舗。
つづいて私の子供の頃からのコンプレックス清水・大曲(おおまがり)の「追分羊羹」に行こうと思ったが、IGさんが「蒸し羊羹はあまり好きでない」というので泣く泣くあきらめ、富士川町鰍沢(かじかざわ)の「松月堂の栗せんべい」に方向転換する。
5月の法事の帰りに寄ったら「日曜日は定休日」という西洋風?商店街で買うことができなかった。着いたら6時半、大半の店が閉まっている。心配だったが松月堂は開いていた。1年ぶりに本物の「栗せんべい」を買うことができた。
のんきに「ぐるっとグルメ旅」をおえ、飯田に帰ったら土砂降り。天から「おまえらアっホっか」という声がする ^^;